諸外国ショガイコクの日本語ニホンゴ教育キョウイク事情ジジョウ					2021年11月17日
韓国カンコク	〜修オサム能ノウの影響エイキョウ〜
	韓国カンコクでの日本語ニホンゴ教育キョウイクの歴史レキシは浅アサく、1970年ネン代ダイからとなる。
	2009年ネンの日本語ニホンゴ学習者ガクシュウシャの数カズは1位イだった
	2012年ネンの調査チョウサでは84万人マンニンで3位イとなる。
	2009年度ネンド〜2012年度ネンドにかけて1割以上ワリイジョウ減少ゲンショウしている。
	大学ダイガク修学シュウガク能力試験ノウリョクシケン（修シュウ能ノウ：スヌン）で日本語ニホンゴを含フクむ第二ダイニ外国語ガイコクゴが選択科目センタクカモクになった。
	日本語ニホンゴ/中国語チュウゴクゴも半分以下ハンブンイカになっている
	増フえたのは、アラビア語ゴとベトナム語ゴ・・試験シケンの内容ナイヨウが英語エイゴでは中チュウ2レベルに相当ソウトウする
	易ヤサしさの為タメに増フえたと推測スイソクされている。
	日本語ニホンゴ教育キョウイク、研究ケンキュウは安定アンテイしているけど、中国語チュウゴクゴ教育キョウイク、研究ケンキュウの方ホウが多オオい。
	教員キョウインの日本語ニホンゴレベルは例外レイガイなく高タカく、「形容動詞ケイヨウドウシ」「五段活用ゴダンカツヨウ」など、日本ニホンの
	国文法コクブンポウをベースにした教オシえ方カタをするケースもある。
中国チュウゴク	日本語学習者ニホンゴガクシュウシャの数カズは100万人マンニンいじょうであり、世界セカイの日本語ニホンゴ学習者ガクシュウシャの4人ニンに1人ニンは中国人チュウゴクジン。
	2015年ネンの日本語ニホンゴ能力ノウリョク試験シケンの受験者ジュケンシャ数スウも18万マン1千セン人ニンと2位イのインドネシアの10倍バイ。
	世界最大セカイサイダイの日本語ニホンゴ学習国ガクシュウコクで学習者ガクシュウシャの1/4を占シめる。（2014年ネン）
	日中国交ニッチュウコッコウ正常化セイジョウカのあとから日本語ニホンゴ教育キョウイクが盛サカんになる
	1979年ネン吉林キツリン省ショウの東北トウホク師範シハン大学ダイガクに赴オモム日ニチ留学生リュウガクセイの為タメに予備教育機関ヨビキョウイクキカンが設立セツリツ
	※現在ゲンザイも文部省モンブショウはこの機関キカンに日本語ニホンゴと専門教科センモンキョウカの教員キョウインを派遣ハケンしている
	1985年ネン北京ペキン日本ニホン学ガク研究ケンキュウセンターを中国チュウゴク教育部キョウイクブが設立セツリツ。大学院ダイガクイン相当ソウトウの研究機関ケンキュウキカン
	中国チュウゴクの日本語ニホンゴ教育キョウイクの特徴トクチョウとしては、中チュウ・上級ジョウキュウまで継続ケイゾクする学習者ガクシュウシャが多オオい
	漢字カンジは表記ヒョウキだけでなく、語彙ゴイや文法ブンポウにも関カカわるので、漢字カンジ圏ケン以外イガイの学習者ガクシュウシャよりは有利ユウリ。
	中国チュウゴクの教育機関キョウイクキカンには「日本語ニホンゴ」という中核チュウカクになる科目カモクがある。
	総合日本語ソウゴウニホンゴは「精読セイドク」とも呼ヨばれ、読解ドッカイのみならず、会話カイワや口頭コウトウ練習レンシュウも授業ジュギョウで行オコナわれる
米国ベイコク	〜ACTFLの周辺シュウヘン〜
	アメリカの日本語ニホンゴ教育キョウイクは、幼稚園ヨウチエンから大学ダイガクまでの全スベての教育段階キョウイクダンカイ（K-12：K to Twelve）
	で行オコナわれている。州シュウだけでなく学区ガックでも状況ジョウキョウは異コトなる為タメ一括イッカツしてまとめるのは困難コンナン
	州内シュウナイの学区ガックの権限ケンゲンが強ツヨい傾向ケイコウがあるので、隣トナリの学区ガックに行イくと学年ガクネンも変カわる事コトもある。
	ACTFL＝American Council on the Teaching of Foreign Languages.
		全米ゼンベイ外国語ガイコクゴ教育キョウイク協会キョウカイ：アクトフルと呼ヨばれている。会員カイイン1万マン2千セン人ニンを超コえ
		世界最大セカイサイダイの外国語ガイコクゴよう生き組織で大規模ダイキボな大会タイカイや研修ケンシュウコースを開催カイサイしている
		K-12 に加クワえ、大学ダイガク、大学院ダイガクイン教育キョウイクの全スベての外国語ガイコクゴの学習ガクシュウ基準キジュンを設モウけている
		OPI＝Oral Proficiency Interview：学習者ガクシュウシャの口語運用コウゴウンヨウ能力ノウリョクを測ハカる試験シケン
		このテストの試験官シケンカンになる為タメに、特別トクベツなトレーニングが必要ヒツヨウで、
		日本ニホンでも研究会ケンキュウカイが組織ソシキされた
		外国語ガイコクゴ教育キョウイクの目標モクヒョウとなる五イツつのC：他ホカの外国語ガイコクゴ教育団体キョウイクダンタイと組クんで策定サクテイ
		Communication（伝ツタえ合アえるようにする）
		Cultures（文化ブンカを学マナぶ）
		Connections（英語以外エイゴイガイの言語ゲンゴが提供テイキョウする知識チシキに繋ツナがる）
		Comparisons（比較ヒカクの視点シテンから世界セカイを見ミる）
		Communities（前マエの4点テンによって複フク言語ゲンゴのコミュニティーに参加サンカできる）
		※単タンなるスキルではない、外国語ガイコクゴ教育キョウイクの本義ホンギを明アキらかにしたことで評価ヒョウカされる
	NJE＝National Japanese Exam：全米ゼンベイ日本語ニホンゴ教育キョウイク学会ガッカイが発表ハッピョウしたオンラインの日本語ニホンゴ試験シケン。
		中学生チュウガクセイから大学生ダイガクセイまでの日本語ニホンゴレベルを測定ソクテイすることが可能カノウ。
		アメリカ文化ブンカでの文脈ブンミャクで試験問題シケンモンダイが作成サクセイされている。
		（例）レイベビーシッター、日本ニホンのホームステイ
	ホームスクーリング：自宅ジタクでの学習ガクシュウが正規セイキの教育課程キョウイクカテイとして認ミトめられている
	アメリカ・カナダ大学ダイガク連合レンゴウ日本語ニホンゴ研究ケンキュウセンター：「米ベイ加カ」と呼ヨばれている
		上級ジョウキュウレベルになると、横浜ヨコハマにある、センターで日本語ニホンゴ教育キョウイクを受ウける
	京都キョウトアメリカ大学ダイガクコンソーシアム（KCJS）：同支社ドウシシャ大学内ダイガクナイにあり、古典日本語コテンニホンゴなど
		独自ドクジの留学リュウガクプログラムを提供テイキョウしている。
インドネシア　〜観光カンコウと経済ケイザイからのスタート〜
	日本語ニホンゴ学習者ガクシュウシャ世界セカイ2位イの句クになっている。
	インドネシアの日本語ニホンゴ研究ケンキュウの歴史レキシは古フルく、1960年代ネンダイには始ハジまっていた
	インドネシア教育キョウイク大学ダイガクに日本語ニホンゴ学科ガッカが設立セツリツされ、高校コウコウでの日本語ニホンゴ教師キョウシの育成イクセイが開始カイシされた。
	バリ島トウなどでは、国策コクサクとは関係カンケイなく、観光地カンコウチで日本語ニホンゴ学習ガクシュウが行オコナわれた。
	インドネシアの貿易ボウエキ相手アイテとして日本ニホンはは輸出ユシュツ、輸入ユニュウともトップになり、
	日本ニホンの経済援助ケイザイエンジョもあり、経済ケイザイをめぐる状況ジョウキョウ的テキにも、日本語ニホンゴ教育キョウイクのニーズが高タカまり
	更サラに国策コクサクとして、中等教育チュウトウキョウイクの日本語ニホンゴプログラムを拡充カクジュウした事コトが現在ゲンザイの状況ジョウキョウとなっている。
	『インドネシアへようこそ』：2005年ネンの観光日本語カンコウニホンゴ検定ケンテイ教科書キョウカショ
		ゼロレベルから観光カンコウという特化トッカ目的モクテキの言語ゲンゴ（LSP）を教オシえる。
	『にほんご』：2007年ネン高校コウコウの検定教科書ケンテイキョウカショが完成カンセイ
	日本語ニホンゴパートナーズ：国際交流基金コクサイコウリュウキキンが大オオきくかかわっていて、専門家センモンカの派遣ハケンにとどまらず
		授業ジュギョウアシスタントの派遣ハケンも広ヒロく行オコナっている。
オーストラリア　〜多文化タブンカ主義シュギの日本語ニホンゴ教育キョウイク〜
	日本語ニホンゴ学習者ガクシュウシャは30万人程度マンニンテイドだけど、人口的ジンコウテキに考カンガえると100人ニンに1人ニンは日本語ニホンゴを学マナんでいる。
	1980年代ネンダイには日本語ニホンゴ学習者ガクシュウシャの急増キュウゾウがあり、教材キョウザイの開発カイハツと教師キョウシへの研修ケンシュウが急務キュウムとなる。
	白豪ハクゴウ主義シュギが多文化主義タブンカシュギに変カわったのは1970年代ネンダイで、宗主国ソウシュコクのイギリスが、EC（EU）に
	加盟カメイしたことから、外交ガイコウや経済ケイザイで、環太平洋地域カンタイヘイヨウチイキの一員イチインとして活動カツドウを開始カイシ。
	LOTE（ロート）：Languages Other Than English　という言語政策ゲンゴセイサク
		2016年時点ネンジテンでは日本語ニホンゴは学校ガッコウで学マナぶ重要言語ジュウヨウゲンゴとなっている。
ヨーロッパ　〜CEFR〜
	規模キボは大オオきく無ナいけど、ヨーロッパでも日本語ニホンゴ教育キョウイクは行オコナわれている
	東欧トウオウ諸国ショコクは日本研究ニホンケンキュウと日本語ニホンゴ教育キョウイクが大変タイヘン盛サカで、教師キョウシレベルも高タカい
	CEFR＝Common European Framework of Refernce for Languages
		「ヨーロッパ言語ゲンゴ共通キョウツウ参照サンショウ枠ワク」
		単純タンジュンに言イえば、「枠ワク組グみ」の事コト。
		A1からC2まで、縦タテに6個コある。A1 あまりうまくない、C2とても上手ジョウズ
	ヨーロッパは複言語フクゲンゴで、陸続リクツヅくな為タメに、人ヒトの移動イドウが多オオく、外国語ガイコクゴがどの程度テイド出来デキるのかの
	指標シヒョウが必要ヒツヨウとなったために、欧州評議会オウシュウヒョウギカイが2001年ネンに策定サクテイした。
	言語ゲンゴ習得状況シュウトクジョウキョウの国際規格コクサイキカクでその言葉コトバを使ツカって何ナニが出来デキるかという記述キジュツで表アラワしている。
	C2	熟練した言語使用者
	聞いたり読んだりした、ほぼ全てのものを容易に理解することができる。
	C1	熟練した言語使用者
	いろいろな種類の高度な内容のかなり長い文章を理解して、含意を把握できる。
	B2	自立した言語使用者
	自分の専門分野の技術的な議論も含めて、抽象的な話題でも具体的な話題でも、
	複雑な文章の主要な内容を理解できる。
	B1	自立した言語使用者
	仕事、学校、娯楽などで普段出会うような身近な話題について、標準的な話し方であれば、
	主要な点を理解できる。
	A2	基礎段階の言語使用者
	ごく基本的な個人情報や家族情報、買い物、地元の地理、仕事など、直接的関係がある
	領域に関しては、文やよく使われる表現が理解できる。
	A1	基礎段階の言語使用者
	具体的な欲求を満足させるための、よく使われる日常的表現と基本的な言い回しは理解し、
	用いることができる。
	※非常ヒジョウに具体的グタイテキで一貫性イッカンセイのあるこのような記述キジュツを『CAN-Do Statements』という。
	英検エイケン、TOEFL・TOEICなどセファール換算カンサンすると、どのレベルかわかりやすくなる
	NHKの語学ゴガク番組バングミでは、内容ナイヨウの難易度ナンイドをセファールを用モチいてテキストに表示ヒョウジ
	文部科学省モンブカガクショウでも外国語ガイコクゴ教育キョウイクの達成目標タッセイモクヒョウをセファールを使ツカった記述キジュツにする事コトが提言テイゲンされている