異文化間教育・多文化教育 |
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2021年11月12日 |
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文化の特徴 |
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@文化は自然でなく、人間が作り上げた有形・無形の成果である。 |
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Aそれぞれの人が属するコミュニティーには固有の文化があり、人はそれに |
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接している時はそうでないときよりも安心する。 |
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B文化は時間を通じて伝習され、空間を通じて相互に影響し合う |
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自文化/母文化:自らが属する文化 |
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異文化:そうでは無い文化:「異」は違っているという意味であり、奇妙なという意味ではない。 |
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目標言語:外国語を習得するときの学習する言葉 |
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目標文化:目標言語が内包する文化の事 |
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※日本語学習者にとっては、日本語が目標言語で、日本文化が目標文化となる |
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ハイカルチャー(上位文化):芸術・歴史・文学など他の国や地域に対しての代表的文化 |
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源氏物語・能・名古屋城 |
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N・ブルックス:アメリカの言語教育学者 |
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大きな文化:ハイカルチャー |
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小さな文化:発想や生活様式のような目立たない文化 |
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言語教育で扱う文化にはこの小さな文化も含めるべきだと提唱。 |
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サブカルチャー:アニメ・特撮・アイドルなど |
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明確な定義がなされていない。 |
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違う文化に向き合う |
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日本は「みんな同じであるのが良い」という教育的土壌を育んできた。 |
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(例)アイヌ民族、食堂ではA定食とB定食 |
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アメリカでは、「みんなが違っているのが良い」という基本的発想 |
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(例)ハンバーガーのトッピングの種類も豊富 |
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エスノセントリズム:自民族中心主義:他の人を貶めたり排斥したりする態度 |
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では今後立ち行かなくなると理解 |
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※ナショナリズムとは異なる概念である。 |
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ユネスコ:「文化の多様性は人類共通の遺産」であるという宣言を出す |
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多文化教育:文部科学省の政策で、文化の多様性を教える教育 |
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多文化教育と異文化教育は、扱う分野がかなり重なり合う。 |
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文化は相互に影響し合う可変的な事物、あるいは現象。 |
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マイノリティー(社会的弱者):事情があって故郷を離れた人たちは、文化の違い、数の少なさから |
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社会的弱者になりがち。その子供たちもしわ寄せを受ける。 |
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多文化教育と異文化教育はこういった子供たちに、教育の平等性を保証し、 |
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多様性を尊重し育むための教育 |
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多文化教育と異文化教育の課題 |
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[1]マイノリティーの人々がもつ本来の言語や文化をどのように維持・継承するのか |
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日本語の習得と母語・簿文化の継承は両立できないものでは無い。 |
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多文化共生:来たばかりの外国の子供に対する「取り出し指導」 |
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学習サポート、進学相談などの、教員や地域ボランティアの努力 |
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[2]異文化に接する自分たちがそれをどう理解するか。 |
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周辺の外国人と交流するよりも、子供を外国に留学させるという |
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ほうに重きを置いている風潮がある。 |
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異文化トレーニング:多文化や異文化を理解するためのトレーニング |
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看護・介護施設や企業で広く実施されている。 |
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公開されているシラバスに共通する事 |
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□文化の定義やコンテクストの高低、また非言語コミュニケーション |
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の重要性などを講義する、いわゆる座学のスタイル |
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□異文化に対する自分の心のありようをする為の質疑応答 |
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自分で取り組むセルフスタディモデル(=自己学習形式)と呼ぶ |
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□シミュレーションやロールプレイといった体験型の活動 |
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□クリティカルインシデント(危機的事例、問題事例)と呼ばれるケーススタディ |
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体験型の活動例: |
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バック・トゥ・バック |
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エコトノス |
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バファバファ |
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バーンガ |
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異文化トレーニングは有用性こそ指摘されているが、強化の枠組みには入れにくく |
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指導者の育成も必要で、学校教育ではまだ大きな広がりは見せていない。 |
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