評価法 |
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2021年11月10日 |
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教育評価:学習者の変化を教育目的に照合して価値判定する事。 |
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教育評価は常に目標との照らし合わせ |
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75点→嬉しいと感じる生徒 |
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75点→25点も間違えて悔しいと感じる生徒 |
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総じて評価は教育効果の向上を目指して行われる |
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生徒:学習の動機づけ |
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教師:コースデザインや教材、教え方を見直す |
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測定評価:中間テストなどで、教育のある段階で、どの程度まで目標を達成したか測る評価 |
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選別評価(選別):入試などで、その機関に入れるべき候補者で優れているものを選び出す評価 |
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認定評価:生活態度、芸術的表現、スポーツ技術などで、点数の換算が出来ない評価 |
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CEFRでのインタビューなどの評価がこれにあたる。 |
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診断的評価:コース開始前の評価。学習者が身に着けている事項や、背景の事情を明らかにする |
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学習のレディネス。実態や弱点を知る為の物なので、テスト範囲の連絡などは無い。 |
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□適正テスト |
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□プレースメント・テスト:クラス決めの為の評価 |
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などがある。 |
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形成的評価:コースの途中で行われる評価。事業の中間見直しにあたる評価。 |
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生徒は満足しているか、教え方に問題は無かったかなど、振り返る評価 |
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総括的評価:コースの終了時にコース内でどの程度目標が達成できたかを評価する |
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□論文の提出や、口頭試問などがあったりする。 |
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□コースのシラバスや教材などの評価も行い、次の教材を検討、またはコースの廃止も |
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あり得る |
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外国語教育での5つの主要なテスト: |
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適正テスト:外国語教育に対する適正チェック |
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外国語の勉強に関する、資質的タイプ分け。(書いて覚える、読んで覚える) |
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クラス決定の副次的な資料となる。同じ学習適正を持つ学習者を集めると |
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出来るだけ均質なクラスを編成することが出来る。 |
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学習者に適切な教え方を選ぶことが出来る。 |
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プレースメント・テスト:適切なクラスへ振り分けるためのテスト |
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学習者の日本語運用能力をコース開始前に明らかにする。 |
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出題範囲は学習者の過去の学習内容とは関係がない |
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教育機関によっては、「クラス判定テスト」とも呼ばれる |
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能力テストの1種。 |
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達成度テスト:あるコースにおける、学習者の理解度を測定するテスト。 |
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□達成度テスト |
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□習熟度テスト と呼ばれることもある |
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学校の中間テストや期末テストはこのカテゴリーに入る |
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いつ行われるか・出題範囲はどこかなどの予告がある。 |
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結果がコースの修了認定にも使われる。 |
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生徒は学習意欲を高めたり、もっと勉強を続けようという動機づけになる |
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教師は教え方や、教材、シラバス、カリキュラムの適切さの判断材料となる。 |
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診断テスト:あるコースの途中で何度か行われる小テストやクイズの事。 |
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規模は小さいので、合格判定や、修了認定をする事は出来ない。 |
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シラバス・カリキュラムを評価する資料としては重要。 |
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能力テスト:総合的な外国語能力を判定するテスト |
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英語なら、英検、TOEFL、TOEICなど |
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日本語における、日本語能力試験など |
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出題範囲が具体的に示されることは無い。 |
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レベルは点数やスコアで表示されることもあれば |
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合格・不合格、A-Gなどの段階で示されることがある。 |
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「プレースメント・テスト」も能力テストの一種。 |
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良いテストのクオリティを測る目安としての「妥当性」「信頼性」 |
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テストの妥当性:そのテストが測ろうとしていることを、本当にそのテストが測っているかという事 |
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内容的妥当性が低い:出題範囲とは関係ない知識が必要な問題などの事。 |
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基準関連妥当性が低い:普段よくできている人が悪い成績で、その逆だったりという事。 |
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あるテストの参加者の得点と他のテストを受けた時の得点のさが小さければ、 |
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基準関連妥当性は高い事になる |
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妥当性の高いテストを作るには、実際に学習したことを反映しつつ、難易度よりも、 |
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どの事項が大切かという重要度で選ぶべきである。 |
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テストは本質的に偶然に左右される事もあり、評価者によっても変わる事がある。 |
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信頼性係数(ローρ):信頼性を測る値。ロー(ρ)1が最も信頼性が高く、0が最も低い。 |
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ある学習者に対して同じ条件で同じテストをして、同一の結果が出ると、そのテストは |
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安定性を有しているので、信頼性が高い |
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その人に類似の質問をしても、おなじような答案になれば、「一貫性・等質性」という観点 |
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から信頼性が高いと言える。 |
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主観テスト:「〜について述べなさい」などの論文体テストや、卒論についての口頭試問。 |
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要約力・分析力などを計る事が出来る。判断材料が豊富。 |
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採点者の主観によって評価されるので、客観性に欠ける。 |
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入試や学位の授与など大きな区切りで用いられるが、小テストや定期試験には向かない。 |
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客観テスト:採点者の主観が入る事の無いテスト。複数の選択肢から性格を選ぶものであり、 |
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効率的で統計処理が可能。大学センター試験、日本語能力試験もこの形式 |
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再認形式:いわゆる「○×式」の真偽テスト。まぐれでの正解があるので、信頼性を高めるには |
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問題数を多くする必要がある。 |
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二つのグループから正しい条件に合うものを組み合わせる形式もある。 |
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絶対評価:目標への達成度が基準となる。 |
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80点以上を成績Aとするという場合、全員が80点以上の場合全員が成績Aになる。 |
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目標にどの程度近づいたかわかるので、授業の評価として有用 |
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個々の学習者の全体の中の位置は不明瞭。 |
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相対評価:学習者が所属する集団での成績が評価基準となり、その比較によって評価が決まる |
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努力が見えにくくなる:努力して20点アップしても、周りが30点取ると成績は下がる |
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偏差値:中心ポイントを50として、ばらつきを示す分布において個人がその中心から |
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どの程度離れているかを示したもので、25-75に99%が入るのが普通。 |
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基本平均値の近くに受験生は集まり、極端に良い点、悪い点は少ないのが普通 |
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標準偏差:平均点からのばらつきが少ない時には標準偏差が小さいという |
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ばらつきが多い場合は標準偏差は大きくなる。 |
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A:99点 |
B:3点 |
C:97点 |
D:11点 |
標準偏差が大きい |
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A:87点 |
B:73点 |
C:97点 |
D:84点 |
標準偏差が小さい |
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