教育実技(実習) |
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2021年11月8日 |
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教育実習:練習の仕上げ、本番の1歩手前というニュアンス |
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言語教育の場合:プレサービスの仕上げという位置づけ |
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プレサービス:実際の仕事に就く前 |
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インサービス:実際の仕事についてから |
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教壇に立つ前に、授業と同じことをやって、問題点を発見し、見通しを立てる |
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「機関主導タイプ」:養成講座や養成課程を持つ大学などが直接に実習にかかわる形態。 |
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フィードバック[個別の振り返り、問題の洗い出し]を得やすい |
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「機関派遣タイプ」:大学が日本語学校に業務委託、大学が海外の大学に派遣するケースなどある |
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民間の斡旋業者による派遣のケースもある。 |
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マイクロティーチング:教壇に立って実習ができない場合などに・・ |
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授業を見学してレポートを書く |
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授業の録画をみて話し合ったりする |
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教育実習に参加が決まったら |
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□教科書の内容の下調べ |
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□学習者に関する下調べが必要 |
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人数や、国籍、個々の日本語運用力や学習歴は最低限押さえておくべき。 |
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R・ボリソ:教育の3要素の関係 |
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教師-教材-生徒 |
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教案:自分が授業でする事を、時間の経過に沿って記した物。教室での仕事を詳しく書き |
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授業を進めるうえでのプログラムとなる。 |
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「教壇の前に教案」 |
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外国語授業全体の指針:「インプット→アウトプットの繰り返し」 |
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インプット:教えてからの働きかけが必要 |
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アウトプット:学習者がそれを理解して、目標言語で何かを口にする事 |
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アウトプットに応じて褒めたり、訂正したりと、次なるインプットを試みる |
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一般的な授業の流れ |
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ウォーミングアップ:優し日本語でのあいさつをしたり、話しかけたりする。 |
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最初の内は、簡単な導入も「教案」に書いておくことが進められる |
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出席を取り、授業が始まる。 |
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復習:前回の授業で学習した分を示したり、質問をして、学習者が思い出して、 |
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使えるようにする。これも「教案」への記載が勧められる |
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復習のポイントとしては、前回の文型にやさしい単語を使う事が推奨される。 |
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新しい事項の導入: |
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直接法:日本語教育の初球を教える場合、日本語だけを使って日本語を教える方法 |
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今までやった、文型や単語だけを使って、絵や、ジェスチャー小道具を用いて |
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新しい事項を説明し、それが学習者にとって「わかった」と納得させる。 |
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ドリル:オーディオ・リンガル・メソッド(ALM)の典型的な練習方法 |
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単純な練習で、耳慣らし、口慣らしをしたり、新しい単語や文型がすらすら |
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と口から出るようにする練習 |
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ドリルも工夫次第で、自己表現に近い活動が可能 |
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繰り返しドリル:基本文をそのまま繰り返してもらう |
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「山田さんは新宿へ行きます」 |
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代入ドリル:元の部分を少しだけ置き換える。 |
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置き換える部分を合図(キュー)と呼ぶ |
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「山田さんは新宿へ行きます・・・・池袋(キュー)」 |
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拡張ドリル:元の文を少しづつ長い文にしていく |
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「山田さんは新宿へ行きます・・・バスで(キュー)」 |
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「山田さんはバスで新宿へ行きます」 |
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変換ドリル:動詞の形を変えるものを特に、変換ドリルと呼ぶ |
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アクティビティ(教室活動):学習した事項を使うような設定を作り出し、その流れの中で |
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学習者が自発的なやり取りを行う活動。一定のルールによるゲームなど |
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正確さも流暢さも求めるなら、アクティビティーだけでなくドリルも欠かせない。 |
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適切なドリルを繰り返せば、定着が図られ、アクティビティもうまく進む |
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まとめ:今日学習したことは何か、どのように使えるかを振り返る |
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連絡事項などを伝えて終わり |
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実習後の振り返り:下記を評価者に評価してもらう。 |
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□教員がもたらした授業全体の雰囲気 |
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□適切なウォーミングアップ |
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□学習者の理解言語のみで作り上げた興味深い導入 |
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□学習者が全員で散開しているテンポの良いドリル |
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□適切な教材の利用 |
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□単調ではなく、メリハリの利いた流れ |
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□創造的で実際の言語使用に近づいたアクティビティー |
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□学習者ここに与えられた日本語コミュニケーションへの参加 |
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□学習者の自己表現の程度 |
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□媒介語に頼らない、学習者への言語的働きかけ |
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□教案通りに過不足なく授業を進める時間管理 |
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ビリーフ:自分の言語観や、学習観 |
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評価者とのビリーフが異なると納得できない場合もあるが、それはそれで良い。 |
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