中間言語 |
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2021年11月4日 |
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中間言語:InterLanguage:英語の専門用語でネイティブでも教育学を学ばないと知らない単語 |
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ある人の母語とその人が外国語として学ぶ目標言語の中間にある言葉。 |
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学習者の頭にある日本語とは、自分の母語と授業で習った日本語の勅使の双方から |
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影響を受けて作られた一種独特な「体系」となっている。 |
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母語と学んでいる目標言語の間にあり、上達に向けて進んでいる、頭の中に動的な体系。 |
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(例)強弱アクセントの英語と高低アクセントの日本語の影響で、 |
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「わたぁしは、キャリフォーニャのぉ・・」などとなる |
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(例)「ナニナイです」の普通系は「ナニナニだ」に当てはめて |
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「あの映画は、面白いだ」となったりする。 |
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レベルの差があっても、学習者が使っている日本語はすべて中間言語となる。 |
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L・セリンカー:ワシントン大学の応用言語学者・ |
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学習者は母語とも目標言語とも違う体系を頭の中に作り出しているという仮説を立て |
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それを『中間言語』と命名して学会誌に発表 |
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対照分析:異なる言語を比べて考える試み |
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母語が学習言語に影響を与える→ |
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Open an Umbrella → ×傘をひらく ○傘をさす |
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※母語の干渉として悪者扱いされていた |
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誤用分析:学習者の誤用をもっと広く見る考え方 |
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回避:ネイティブであれば使うべき表現や語を避ける行動を回避と呼ぶ |
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中級レベル以降では、学習者は表現が難しいので、それを避けたり |
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苦手な文系は避けて、代わりに優しい文を使おうと、工夫するようになる |
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(例)白いブラウスの上に紺のカーディガンを羽織った |
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の代わりに |
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(例)白いブラウスと紺のカーディガンを着た |
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※間違いでは無いけど、こなれていない漢字がする。 |
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化石化:話の中などに何度も出てくる間違いや癖を表現した言葉。 |
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癖になっているためについつい言ってしまう音声面で現れやすい傾向がある。 |
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化石化の5つの要因 |
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@言語の転移:学習者の母語が目標言語に影響与える。=母語の干渉 |
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プラス面:中国語の漢字/朝鮮語の日本語と同じ語順などは良いと考えられる |
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(例)小林先生がわたしに来た。 |
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母語のCame
to me を直訳したと考える。 |
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A訓練場の転移:教師の教え方や、教室での練習方法などが影響した物。 |
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B言語学習ストラテジー:学ぶ際の工夫に起因するもの |
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Cコミュニケーション・ストラテジー:目標言語を使って話そうとするときの工夫に |
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起因するもの |
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(例)伊藤先生:朝起きて最初に何をしますか |
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(例)エミリー:朝起きて最初に顔を洗います |
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正確に話そうとした為に発生した化石化: |
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D過剰般化:学んだ規則を広く応用したためにおこる。 |
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(例)これはおいしいのケーキです |
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名詞で名刺を修飾する場合のN1のN2というルールをイ形用紙による |
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名詞修飾に過剰に当てはめたと考える。 |
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