認知言語学 |
|
|
|
|
2021年11月3日 |
|
|
|
認知言語学:人間の「記憶・比較・推論」などといった認知能力と言語の関係についての分野 |
|
カテゴリー:雑多な物事や出来事を、それぞれのグループにまとめ上げる能力 |
|
|
カテゴリー化無しでは、物事を認知することができない。 |
|
|
丼物:かつ丼/天丼/親子丼 |
|
|
プロトタイプ・カテゴリー:カテゴリー分けを悩むような時がある。中心に最もそれらしい物 |
|
典型的なものがあり、カテゴリーの境界線に行くにしたって、典型性は失われ |
|
|
他と分かつのがあいまいになるような構造を持つカテゴリーの事。 |
|
|
プロトタイプ:最も典型性の高い物。※試作品では無いので注意。 |
|
|
個人の文化や世代によって異なる為に、相互理解に影響を及ぼす可能性がある。 |
|
スキーマ:ある事物や出来事に関して、自分の経験から作られた総合的な知識構造を意味する |
|
生きている限りスキーマは変化していく物である。言葉の意味の変化もスキーマの |
|
変更がなされた結果と見ることが出来る。 |
|
|
メタファー:ある領域に対して、それと似ている領域から要素を対応付けして理解しようとする事 |
例1 |
人生と旅:出発地=誕生 行先=目的 交通手段=学歴/資格 など・・・ |
|
|
人生の「道」「進路」:「類似性」という基盤に根差した世界中の言語に普遍的な現象 |
|
例2 |
「薬」=痛みを止めるために服用するもの |
|
|
「薬」=ひどい経験から得られた教訓 |
|
|
※メタファーは言葉の多義性、ある語が複数の意味を持つ場合の動機づけになる |
|
メトニミー:空間的・時間的に近接しているものを同じ名前で呼ぶ。近接性に基づく言語現象の事 |
|
「漱石を読んでいる」→夏目漱石本人ではなく、その著書を読んでいる。 |
|
|
「赤シャツ」というあだ名→いつも赤いシャツを着ている人という近似性。 |
|
|
「趣味は山です」:山という目標に対してする行動は近接している |
|
|
「趣味は酒です」:いつも酒を飲んでいるという近似性 |
|
|
シネクドキ:言葉が使われていくうちに、カテゴリーの類や種で意味の伸縮が起きた言語現象。 |
|
「お花見」:花というカテゴリーから桜へ意味が縮小された |
|
|
「シーチキン」:一企業の登録商標のツナの缶詰が一般名称になった |
|
|
|
|
|
|
|
|
|