心理言語学 |
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2021年11月2日 |
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言語の源は脳内にある:心理言語学 |
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人間の言語は文法ルールにのっとり、有限の規則で無限の文を作れる所が他の動物との |
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大きな違いである。 |
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言語の発生:アウトプットは喉や口ではあるけど、源は脳内にある。 |
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手話はアウトプットに喉や口を使わない言語 |
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心理言語学 |
脳科学寄りの研究 |
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脳の損傷によっての言語能力への影響 |
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脳の反応の測定、反応の時間など「実験」が研究の方法となる |
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失語症・健常者の言い間違いなどが研究の実証例となる |
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脳で言語を理解する過程 |
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『ボトムアップ処理』: |
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単語の意味を考える(脳内辞書へのアクセス) |
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その語の文の中での関係を考える(統語解析) |
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※背景や文脈が良く分からない場合には、ボトムアップ処理の方が有効 |
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『トップダウン処理』 |
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既有の背景知識を動員して予測を立てて、しっさいに検証するような心の働き |
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アナゴ寿司を見た瞬間即時に理解するようなありよう。 |
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前半から後半を推測したり、全体の整合性を確認しながら読むようなプロセス |
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※解釈する人の背景知識には差があるので、同じ言葉でも違う解釈になる事がある。 |
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T・ヘッジ |
トップダウン処理の背景知識は広範囲である |
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@一時的なもの |
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A話題別の物 |
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B文化的なもの |
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に分類 |
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※ボトムアップ処理もトップダウン処理もどちらかを使うというより、 |
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並行して用いられている |
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ことばを産出する過程 |
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『産出』:心で浮かんだことをどのように言葉にするのか |
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日本語及び日本語教育ではほとんど見られない研究 |
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W・J・M・リベルト:1989年に4段階の産出モデル |
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@概念化:伝えるメッセージをイメージでとらえる |
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A形式化:語彙を選んだり、言葉の順を考える |
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B調音化:のどや口を使って言語音にする |
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C自己モニター:メッセージが伝わったか考える |
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