談話理解 |
|
|
|
|
2021年11月2日 |
|
|
|
談話 |
言語学における談話とは、話をする事の全て。 |
|
|
ある話し言葉のまとまりを談話という単位で考える=文章に相当する |
|
|
□談話の研究:談話分析 |
|
□文章の研究:テキスト言語学/文章論 |
|
|
談話の分析:日本語教育のトレンドとなっている |
|
|
ALM:オーディオ・リンガル・メソッドへの批判が根底にある |
|
|
ALMは正しい分が言えるようになる事を目指した指導方法 |
|
|
|
□結束:個々の文を内容的に関連付ける事 |
|
|
大事な部分を強調して反復によって結束性を強める |
|
|
□卓立:内容のある部分を強調したりする技術 |
|
|
□省略:文法的な規則とは別に、話し言葉においていらない情報をあえて外す |
|
|
お互いに知っていることは口にしないのが普通 |
|
|
失礼に聞こえないというようにぼかす省略 |
|
|
『・・これ・・つまらないものですが・・・(省略)・・・』 |
|
|
話し言葉としての自然さや、まとまりを指導することが必要となる。 |
|
|
談話の特徴 |
|
|
□ターン:1人の話の開始から終了までの事 |
|
|
□ターンテイキング:次のターンに交代する事 |
|
|
□相槌:「うんうん」 |
|
|
□間投詞:「そうだよね」 |
|
|
□終助詞:「行くの?」 |
|
|
ある話題が時間の経過とともに、変わっていく場合に、一定の協調性に基づいて |
|
先の展開を予測している。 |
|
談話の主題 |
|
|
□主題:「〜は」「〜とは」「〜ってば」などで示される物事の事。 |
|
|
『これはペンです』A=Bです |
|
|
『東京は8時です』東京に関して言えばという主題を示している |
|
|
|
□「〜は」(旧情報・)「〜が」(新情報)の相違例 |
|
|
『おじいさんとおばあさんがおりました』ガ格:「〜が」新情報を表す |
|
|
『おばあさんは川へ洗濯に』主題化されている:「〜は」:旧情報を表す |
|
|
※「ガ系」が示すものは主題では無く、主語である。 |
|
|
『昨日500円足らないことは伝えたよね』:旧情報のシェア |
|
|
『今朝、もう1,000円足らないことが分かったんだ』:新情報の提供 |
|
|
指示語:『こそあど』:同語・同音の反復でなくても、関連した言葉を続けることで結束性は |
|
高められるけど、ある語を代名詞に変えたりする。 |
|
|
|
□目に見えるものを示す場合:現場指示/眼前指示 |
|
|
「これ」「それ」「あれ」「どれ」 |
|
|
□談話の中で事物を示す場合:文脈指示 |
|
|
近称のコ系 |
@時間を表す場合は現在、あるいは現在に近い時を差す |
|
|
『これから朝礼を始めますが、この頃遅刻するものが多い。』 |
|
|
A内容の場合はこれから話す事 |
|
|
『いいか、逆転の秘策はこうだ。つまりな・・・』 |
|
|
B今話したこと |
|
|
『え・・三連敗?・・こんなはずではなかったのに・・』 |
|
|
中称のソ系 |
@談話の中で話題にしている過去や未来 |
|
|
『そのころ、鬼ヶ島では鬼が村人を働かせていました』 |
|
|
A内容を支持するときは相手が話したこと |
|
|
『僕はその考えには賛成できません』 |
|
|
B自分が知らない事 |
|
|
『それはどこにあるのですか』 |
|
|
遠称のア系 |
@時間においては常に過去で話し手と聞き手が共有した時間 |
|
|
『あの時はみんなが集まれて良かったなぁ』 |
|
|
A内容では話し手と聞き手が知っていることや回想 |
|
|
『年末のあの旅行は料理がおいしかったね』 |
|
|
B指示する物事の名称を忘れた時 |
|
|
『あれ・・なんて言ったっけ、、ほら、あれだよ』 |
|
|
談話理解教育: |
|
|
CA |
コミュニカティブ・アプローチ |
|
|
文脈化 |
|
|
|
|
|
|
|
|
|