待遇・敬意表現 |
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青本P258 |
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旧分類 |
2007年2月 |
文化審議会国語分化会 敬語の指針 |
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待遇表現 |
敬語を含む、相手や、話題の人物との人間関係や話題によって変わる表現 |
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尊敬語 |
尊敬語 |
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謙譲語 |
謙譲語T |
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敬語 |
話し手と聞き手との社会的な関係、「上下」「親疎」の関係を言語で表したもの |
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謙譲語U:丁重語 |
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謙譲語に関して |
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(いぶかしそうに)どちら様ですか:親疎の関係を表す敬語 |
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丁寧語 |
丁寧語 |
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美化語 |
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尊敬語 |
「SがVする」のSが相手が話し手よりも立場が上の場合の使われるもの |
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「立つ」→「お立ちになる」「立たれる」/「熱心な」→「ご熱心な」 |
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「見る」→「ごらんになる」 |
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尊敬語 |
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話し手 |
→ |
相手 |
☆自分の立場は変わらない |
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相対敬語:聞き手と第三者との関係でどんな敬語を使うべきか相対的に決まる |
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☆聞き手もしくは、第三者について立てて述べる事 |
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「楠木は留守にしております。」※楠木は上司 |
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↓ |
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第三者 |
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お読みになる |
ご心配になる |
いらっしゃる:行く/いる/来る |
絶対敬語:いつでも敬意を示すべき相手に敬語を用いるケース:韓国語 |
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読まれる |
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食べられる |
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おっしゃる |
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「わたしのお父さんが、そうおっしゃっていました」などの誤用が発生する |
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利用なさる |
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ご利用なさる |
ご覧になる |
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お読みだ |
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ご心配だ |
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召し上がる:食べる/飲む |
謙譲語 |
「SがVする」のSが相手が話し手よりも立場が下の場合の使われるもの |
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お忙しい |
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ご立派な |
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いらっしゃる/見える |
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文中の守護を低くするのが謙譲語 |
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(立てる人物の) |
お名前 |
ご住所 |
貴社 |
貴校 |
なさる |
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「持つ」→「お持ちする」/「する」→「いたす」 |
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上手でいらっしゃる |
努力家でいらっしゃる |
形容詞/名詞+いらっしゃる |
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「先生、お荷物をお持ちしましょうか」 |
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謙譲語T |
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丁重語 |
2007年文化審議会は敬語の指針を発表して、謙譲語をTとUに分けた。 |
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話し手 |
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聞き手 |
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伺う |
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お目にかかる |
存じ上げる |
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謙譲語Uは丁重語と呼ばれる |
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申し上げる |
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差し上げる |
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承る(うけたまわる) |
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↓ |
申し上げる |
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拝見する |
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頂戴する |
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■ |
謙譲語T |
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第三者 大臣 |
☆自分を低くして、動作が向かう第三者を立てる |
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「この提案を大臣に申し上げたところ、閣議に上げると仰ってくださいました。」 |
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☆話の先に敬意を払う第三者がいるときの言い方です。 |
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動作が向かう先を立てる。話の先に敬意を払う第三者がいるときの言い方です。 |
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「今回のプロジェクトの結果を社長に申し上げます。」 |
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「○○先生の書類を拝見します。」 |
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謙譲語U |
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「○○様に新しい書類を差し上げます。」 |
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話し手 |
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聞き手 |
☆自分を低くして、聞き手を立てる |
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☆第三者がいないときは謙譲語Uとなる。 |
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■ |
謙譲語U(丁重語) |
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↓ |
申す |
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参る |
頂く |
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「その奨学金の件、私から弟に申します」 |
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第三者 弟 |
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申す |
いたす |
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文章の聞き手を立てる。 |
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おる |
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「わたしはここにおります」※動作の向かう先が無い、謙譲語U |
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「小社」「拙者」自分または、宇t9位を低める名詞は皆、謙譲語U |
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「私は○○専務の家に参ります。」 |
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話し相手に敬意を表しているのであって○○専務に敬意を表しているのではありません。 |
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丁寧語 |
「です・ます」がそれに相当する |
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丁寧語は自分の事にも、相手や第三者の事にも使える。 |
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「先生の家に伺います。」敬意を払っているのは先生 謙譲語T |
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「ございます」も丁寧語 |
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「先生の家に参ります。」敬意を払っているの聞き手 謙譲語U |
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イ形形容詞に丁寧語をつける場合、「(お)暑うございます」が正しく |
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「暑いです」は正用で無いとされるが、文化庁は黙認。 |
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丁寧語 |
ます/です/ございます |
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読みます |
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食べます |
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美化語 |
美化語は名詞に(お・ご[御])をつけるのが基本 |
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高井です |
静かです |
学生です |
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和語には「お」、漢語には「御」をつけるのが普通。「お食事」「ごゆっくり」 |
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おいしゅうございます。 |
形容詞+ございます。 |
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という例外はある。便所→お手洗い、めし→ごはんも美化語の一種。 |
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美化語 |
お/ご/御 |
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婉曲表現(ユーフェミニズム):口にしたくない物事を代用する表現 |
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お酒 |
お料理 |
ご馳走 |
ご祝儀 |
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便所→お手洗い。面倒になり・・「化粧室」「トイレ」と変化している。 |
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お食事 |
ごゆっくり |
お手洗い |
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敬意逓滅の法則:「貴様」「おまえ(御前)」などかつて敬意を示す表現が、相手を |
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貶めるようなものに変化した表現。逓滅:ていめつ |
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二重敬語 |
「おっしゃられる」=「おっしゃる」+「れる」マナー本などでは |
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適切でないとされる。 |
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「お伺いします」は、「たずねる」の謙譲語「伺う」から派生した表現で、 |
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「たずねる」には「尋ねる(聞く・質問する)」と、「訪ねる(行く・訪問する)」 |
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の2つの意味があります。つまり「お伺いします」は誰かの話を聞く行為と、 |
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どこかへ行く行為の2つを謙譲語にした表現になります。 |
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「お伺いします」は、同じ種類の敬語表現が重なる言い回しの「二重敬語」に |
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該当します。謙譲語である「伺う」に、「お○○します」という謙譲語表現が |
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付随しており、二重敬語になるのです。一般的に、二重敬語は適切ではない |
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日本語とされていますが、「お伺いします」は慣習的によく使われており、 |
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黙認されていることが多いでしょう。厳密には「伺います」が正しい敬語 |
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「お伺いいたします」は二重敬語なので、できるだけ使用は控える方が無難。 |
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「お伺いさせていただきます」も、同じく二重敬語にあたります。 |
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「○○させていただく」とは「相手からの許可が必要な時・恩恵を受けた時」 |
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に使う表現であり、自分が質問したり聞いたりする際は不適切な場合があります。 |
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コンビニ敬語:敬語の簡略化された規範。気持ちがこもらない為、よそよそしさを感じる |
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