ムード					2021年11月28日
ムードの定義テイギ：話ハナし手テの判断ハンダンや態度タイドを表アラワす文法ブンポウカテゴリーの事コト
	�@明日アシタの天気テンキはくもりだそうです。
	命題メイダイ：事態ジタイや出来事デキゴト：「明日アシタの天気テンキは曇クモり」
	ムード/モダリティー：「だそうです」
			そのように私ワタシは聞キきました
			どのくらいかはわかりますが・・・
	◇命令形メイレイケイのモダリティー：
	�A「若者ワカモノは老人ロウジンに席セキを譲ユズるものだ」
	命題メイダイ：事態ジタイや出来事デキゴト：「若者ワカモノは老人ロウジンに席セキを譲ユズる」
	ムード/モダリティー：「ものだ」＝もの[形式名詞ケイシキメイシ]+だ[コピュラ]の組クみ合アわせ
			※命題メイダイが真シンである事コトを信シンじている表現ヒョウゲン
		「どいたどいた！」：「た」：命令メイレイのモダリティー
			「た」の他ホカの用法ヨウホウ
			「た」：テンスで過去カコを表アラワす用法ヨウホウ
			「た」：アスペクトで完了カンリョウを表アラワす用法ヨウホウ
			「た」には様々サマザマな用法ヨウホウがあるので、きちんと区別クベツが必要ヒツヨウ
	◇保留ホリュウ・推量スイリョウ・予測ヨソクのモダリティー/ムード
			※命題メイダイが真シンであることを断定ダンテイできないという表明ヒョウメイ
	□ようだ：推量スイリョウのモダリティーを表アラワす
		「雨アメが降フるようだ」：普通形フツウケイ+ようだ
			※主オモに見ミたことを伝ツタえる
			※否定ヒテイ・疑問ギモンの形カタチが無ナい。　×　雨アメが降フるようではない
		「君キミの瞳ヒトミは星ホシのようだ」：喩タトえ：推量スイリョウ以外イガイの用法ヨウホウ
			「ナニナニのようだ」
			「ナニナニのような」
			「ナニナニのように」
		「彼女カノジョの指ユビは白魚シラウオのようだ」：比況ヒキョウ：指ユビを白魚シラウオに見立ミタてる
			※まるで〜のようだ
		「丁寧形」と「普通形」は、「〜形」と呼ばれているように、
		�@動詞�Aイ形容詞�Bナ形容詞の活用形のことです。
		「食べます」の「普通形」は「食べる」
		「丁寧形テイネイケイ」＝「マス形ケイ」は「食タべます」
		（例）レイ「あの猫ネコは捨スて猫ネコのようだ」：
		（例）レイ「田中選手タナカセンシュは来月ライゲツ復帰フッキのようだ」
		（例）レイ「それは辞書ジショにないから特殊トクシュな語ゴのようだ」
	□そうだ：推量スイリョウのモダリティーを表アラワす
		「雨アメが降フりそうだ」：マス形ケイ+そうだ/形容詞ケイヨウシ語幹ゴカン+そうだ
			※見ミたことを確信カクシンして伝ツタえる：確信カクシンのムード＝[目メのそう]
			※否定形ヒテイケイが二フタつある
				「雨アメが降フりそうにない」		降フり：マス形ケイ
				「雨アメが降フらなさそうだ」
		「それは美味オイしそうだ」：確信カクシンのムード
		「雨アメが降フるそうだ」：普通形フツウケイ+そうだ				降フる：普通形フツウケイ
			※伝聞デンブンのムード＝[耳ミミのそう]
		「それは美味オイしいそうだ」：伝聞デンブンのムード
	□らしい：推量スイリョウのモダリティーを表アラワす
		「雨アメが降フるらしい」：普通形フツウケイ+らしい				降フる：普通形フツウケイ
			※間接的カンセツテキな情報ジョウホウを伝ツタえる
			※否定ヒテイ・疑問ギモンの形カタチが無ナい　×　雨アメが降フるらしいですか？
		「学生ガクセイらしい服フクを着キなさい。」：典型例テンケイレイ：推量以外スイリョウイガイの用法ヨウホウ
	□みたいだ：推量スイリョウのモダリティーを表アラワす
		「雨アメが降フるみたいだ」：普通形フツウケイ+みたいだ				降フる：普通形フツウケイ
			※不確フタシかな断定ダンテイを伝ツタえる
		「雨アメが降フるみたい」：「みたい」だけの用法ヨウホウも可能カノウ
		「鶏肉トリニクみたいな味アジです」
			※「ようだ」のくだけた形カタチ
				「ナニナニみたいだ」
				「ナニナニのみたいな」
				「ナニナニのみたいに」
	◇命題メイダイをする意志イシがある事コトを示シメすモダリティー：する/しよう/するつもり
		動詞ドウシの活用カツヨウでは意志形イシケイを用モチいるけど、辞書形ジショケイも使ツカう
		辞書形ジショケイはそのままの形カタチで未来ミライを表アラワす。
		一人称イチニンショウを使ツカえば、自分ジブンの意思イシを表アラワすモダリティーになる
		二人称ニニンショウを使ツカえば、意志イシを尋タズねるムードになる。
		「焼ヤきそば、食タべる？」
		「うん、食タべる」+「つもり」+「だ/です」（コピュラ）
		「うん、食タべるつもりです」：意向形イコウケイ
		�C「今日キョウはもう遅オソいから、寝ネよう」
			※独ヒトり言ゴトで言イえば、自ミズカらに対タイしての意思イシの表明ヒョウメイ
		「今日キョウはもう遅オソいから、寝ネよっと」：話ハナし言葉コトバで促音ソクオンが入ハイる
			※「と」は引用インヨウの格助詞カクジョシ+思オモうの省略ショウリャク：議論中ギロンチュウ
		�D「私ワタシが行イきます。」			丁寧体テイネイタイ
		「私ワタシが行イきましょう。」			丁寧体テイネイタイ
		「私ワタシが行イく。」：辞書形ジショケイ			普通体フツウタイ
		「私ワタシが行イこう。」：意向形イコウケイ			普通体フツウタイ
			「丁寧体」と「普通体」は、「〜体」と呼ばれているように、
			文章全体にかかわってきます。
			名詞	丁寧体　→　わたくし
				普通体　→　わたし、あたし、
			こそあど	丁寧体　→　こちら、そちら、あちら、どちら、
				普通体　→　こっち、そっち、あっち、どっち、
			文末表現	丁寧体　→　（写真を）撮ってもいいですか？
				普通体　→　（写真を）撮ってもいい？
	◇命題メイダイが良ヨい事コトだ、必要ヒツヨウと考カンガえ、勧ススめるモダリティー：「あるべきこと」「なすべきこと」
		命題メイダイを「かくあるべき」と考カンガえて、「それをなすべき」と話ハナし手テが考カンガえる事コト
		�E「仕事シゴトを休ヤスみますから、電話デンワを掛カけなければなりません。」
			自分ジブンの事コト：「かくあるべき」というムード
		「仕事シゴトを休ヤスむのなら、電話デンワを掛カけなければなりません。」
			相手アイテの事コト：「そうあるべき」を示シメすムード：アドバイス
			「どいたどいた！」→「どいたほうがいい。」
				自分ジブンに対タイしては「かくあるべき」ムード
				相手アイテに対タイしては「そうあるべき」ムード
				となる。
		�F「子供コドモは早ハヤく寝ネるものだ。」：「そうあるべき」を示すムード：アドバイス
			「もの」（形式名詞ケイシキメイシ）+「だ」（コピュラ）
		�G「健康ケンコウでいければ、水ミズを沢山タクサン飲ノむことだ。」：「そうあるべき」を示すムード：アドバイス
			「こと」（形式名詞ケイシキメイシ）+「だ」（コピュラ）
		�H「君キミたちはここに残ノコるのだ」：「そうあるべき」を示すムード：アドバイス
			「の」（形式名詞ケイシキメイシ）+「だ」（コピュラ）
形式名詞ケイシキメイシ（形式ケイシキ体言タイゲン）：「もの」「こと」「の」：実質的ジッシツテキな意味イミはなく、節セツや句クを付ツきうる機能キノウを担ニナい
		事態ジタイや行為コウイを名詞化メイシカする語ゴの事コト
	□「もの」：形式名詞ケイシキメイシ
		「親オヤの言イう事コトは聞キくものだ」：辞書形ジショケイ+ものだ				聞キく：辞書形ジショケイ
			※当然トウゼンである事コトを伝ツタえる			※辞書ジショに載ノっている形カタチ
		「昔ムカシはここで遊アソんだものだ」：タ形ケイ+ものだ
			※過去カコへの懐旧カイキュウを表アラワす
		「悪ワルい事コトはできないものだ。」：普通形フツウケイ+ものだ				できる:普通形フツウケイ
			※感慨カンガイや感動カンドウを表アラワす			できます：丁寧形テイネイケイ
	□「こと」：形式ケイシキ名詞メイシ
		「逃ニげ出ダそうなどと思オモわないことだ」：普通形フツウケイ+ことだ
			※間接的カンセツテキな忠告チュウコクを伝ツタえる
		「ことばを使ツカうことは人間ニンゲンの特権トッケンだ。」：普通形フツウケイ+こと
			※人ヒトの行為コウイや仕業シワザを示シメす。
		「君キミのことばかり気キになる」：「ナニナニの」+こと
			※関心カンシンが向ムかう対象タイショウを示シメす
	□「の」：形式名詞ケイシキメイシ
		「来クるんだ」：辞書形ジショケイ+の（ん）だ
		「来クるんじゃない」：辞書形ジショケイ+の（ん）ではない
			※特定トクテイの状況ジョウキョウで、そうあるべきと伝ツタえる
		「君キミの作ツクったケーキを食タべるのは素敵ステキだ」：普通形フツウケイ+の
		「君キミと月ツキの見ミえる丘オカに行イったのは去年キョネンの冬フユだ」
		「その会議カイギに専務センムを行イかせるのはどうだろうか。」
		「彼カレは食タべるのが速ハヤいな」
			※具体的グタイテキな行為コウイや仕業シワザを示シメす
		「電車デンシャが遅オクれたんです。」：普通形フツウケイ+の（ん）だ
			※理解リカイを求モトめる説明セツメイを示シメす
	□「ところ」：形式名詞
		「どうすればいいか、難しいところですね。」
		「説明のとおりやってみたところが、うまく行かなかった。」
	□「はず」：形式名詞：「はずだ」などの形でムードを表す複合述語を作
		「もうそろそろ着くはずです。」
		「彼が知らないはずがありません。」
	□「つもり」：形式名詞：「〜つもりだ」などの形で意志のムードを表す複合述語
		「もう一度やってみるつもりです。」
		「二度と行くつもりはありません。」
	□「わけ」：形式名詞：「わけ」というのは、「意味・事情」などの意味
		「まったくわけがわかりません。」
		「詳しいわけを話して下さい。」
	◇「〜のもの」の代用ダイヨウで使ツカわれる「の」
		「彼女カノジョのは、このコートでしょう。」
		「彼女カノジョのものは、このコートでしょう。」
		名詞文メイシブンの導入ドウニュウ（AはBです）
		「これはわたしのです。」
		「これはわたしのものです。」
		形容詞ケイヨウシが名詞メイシを修飾シュウショクする用法ヨウホウを導入ドウニュウ
		「もっと安ヤスいのをください。」
		「もっと安ヤスいものをください。」
		名詞メイシ修飾節シュウショクセツを導入後ドウニュウゴ
		「わたしが買カったのはこれです。」
		「わたしが買カったものはこれです。」
	◇「言イうのを聞キく」「言イうことを聞キく」
		※「の」も「こと」も使ツカえるけど、意味イミが変カわる例レイ。