日本語の文法体系 |
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2021年11月22日 |
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品詞の分類 |
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2021年11月23日 |
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述語を構成する品詞のグループ |
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述語:物事のありようを言い表す言葉 |
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述語になるのは、[動詞][形容詞][判定詞(コピュラ)] |
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【動詞】:それだけで述語になり、意味に応じて活用の形を持つ |
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テ形:連用形に接続詞の「て」が付いたもの |
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「待ちます」→「待って」に代わる。 ×「待ちて」音便が発生する |
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「貸します」→「貸して」 |
「します動詞」は音便は発生しない |
貸さない:五段活用=1グループ |
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「出します」→「出して」 |
「します動詞」は音便は発生しない |
出さない:五段活用=1グループ |
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「聞きます」→「聞いて」 |
イ音便 |
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「泳ぎます」→「泳いで」 |
イ音便 |
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「買います」→「買って」 |
促音便 |
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「立ちます」→「立って」 |
促音便 |
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「取ります」→「取って」 |
促音便 |
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「読みます」→「読んで」 |
撥音便 |
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「飛びます」→「飛んで」 |
撥音便 |
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「死にます」→「死んで」 |
撥音便 |
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※日本語教育では、助詞は文型の一部として扱い、単独の品詞として学習者には示さない |
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意向形: |
意向を示す表現 |
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「行く」→「行こう」 |
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「食べる」→「食べよう」 |
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「散歩する」→「散歩しよう」 |
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「持ってくる」→「持ってこよう」 |
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日本語教育の活用 |
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ナイ形 |
待たない |
た |
未然計 |
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マス形 |
待ちます |
ち |
連用形 |
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辞書系 |
待つ |
つ |
終止形 |
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命令形 |
待て |
て |
命令形 |
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意向形 |
待う |
と |
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日本語教育の初級での動詞 |
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日常生活や往来発着に関する具体的な動作 |
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状態を示す動詞 |
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授受(じゅじゅ)動詞 |
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テ形の動詞 |
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マス形などの手稲に体を先に学んで、普通体を学ぶ |
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【形容詞】:それだけで述語になる他、名詞の前に置かれて、名詞の修飾を行う |
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イ形容詞とナ形容詞がある |
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□イ形容詞: |
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□ナ形容詞:語幹が名詞として用いられるものが多くある |
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【判定詞(コピュラ)】:「です」は学校文法では助動詞扱い、日本語教育では文型の一部として扱う |
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ある語とその後の後ろの行く語を結ぶための補助的な語として別建てとする。 |
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「です」・「だ」・「である」・「ようだ」・「そうだ」「らしい」 |
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「AはBです」:be動詞と意味合いも重なる |
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(例)「私は学生です」 |
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(例)「私は学生だ」 |
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(例)「私は学生である」 |
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(例)「彼は学生のようだ」 |
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(例)「彼は学生だそうだ」 |
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(例)「彼は学生らしい」 |
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名詞に関わる品詞のグループ |
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2021年11月23日 |
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【名詞】は物事を指し示す言葉で、文中の主語になったり、「は」をつけて主題になったりする。 |
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人の名前や物事の名称 |
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ナ形容詞の語幹は名詞であるものが多い |
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「学習+する」のように動詞「する」を付けて動詞化するものもある。「スル動詞」 |
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「これ」のような代名詞も名詞のカテゴリー |
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形式名詞:他の語句を受けて、それが示す事態や行為を名詞化する語。形式体言とも呼ぶ |
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「もの」「こと」「の」 |
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時数詞:数詞と時を表す名詞 |
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@動詞の前には助詞を入れずに副詞的に使う |
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時の言葉:きのうパーティーがありました。 |
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数の言葉:パンを三つ食べました。 |
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Aその時を明白に表す場合は「に」を入れて動詞の前に置く |
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彼は毎朝5時に起きます |
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B別の名詞を説明するときは「の」を入れる |
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時の言葉:あのう、明日の午後はちょっと予定があります |
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数の言葉:80円のお菓子が50円で売っています。 |
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【副詞】:述語の修飾をする語 |
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【連体詞】:体言=名詞や時数氏の前について、それを修飾するもの。 |
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三上章:動詞や形容詞などの用言を修飾する副詞を【連用詞】とする研究者もいる。 |
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【接続詞】:文と文を繋ぐ。前の内容を受けて次につなげ、両者の関係を表すもの |
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順接の接続詞:「だから」:前後の順当な関係を示す |
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逆説の接続詞:「しかし」:前の事から予想される以外の事が後続する |
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選択の接続詞:「もしくは」:前後が選択肢の関係となる |
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累加の接続詞:「また」:前の情報に後の情報を付け加える |
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複合接続詞:「となると」 |
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【感動詞】:その単語だけで、応答になったり、自分の気持ちを表したりするもの。 |
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「おはよう」「さあ」「あれれ」 |
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※英語のYesは副詞に分類される。 |
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【助詞】:語と語の文法的な関係や話し手の位置を示す言葉。 |
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助詞:格助詞、取り立て助詞 |
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中級以降では、格助詞に他の語が付いて助詞に相当する機能を示す複合助詞が重要 |
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同じ: |
@異なる品詞にまたがる多義語 |
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君の時計はわたしのと同じものだ:名詞を修飾 |
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同じ働くなら楽しくやりたいものだ。:動詞を修飾:副詞 |
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同じクラスの女子がお祭りに来ていた:名詞を修飾 |
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行っても行かなくても結果は同じだ:名詞を修飾 |
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※同じ+動詞辞書形+なら=副詞となる |
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A例外的な活用をする |
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「元気な子」「賑やかな通り」ナ形容詞の名詞の修飾 |
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「同じなクラス」は違和感がある。 |
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「職場は同じなのに給与が違う」:助詞の「の」に続くときはナ形容詞的。 |
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B語形の派生がある |
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撥音が添加されて「おんなじ」 |
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語末が変わって「おなし」「おんなし」が口語で用いられる。 |
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