一般言語学 |
|
|
|
|
2021年11月19日 |
|
|
|
一般言語学:心理学や地理学のような確立された学問の名称ではない |
|
|
ことば一般について広く研究する学術分野に付けられた便宜的な名称 |
|
|
人間言語の特徴 |
|
|
超越性:displacement: |
|
|
ことばによって |
|
|
遠い過去/離れた場所/自分以外の事/実際には起きなかった事/などを伝えることが可能 |
|
今・ここ・自分にかかわる動物の鳴き声とは明らかに違う。 |
|
|
|
生産性:productivity: |
|
|
言語音として出せる、音や文法規則は有限なのに、それを用いて無限の分を産出出来る |
|
この特徴を生産性と呼ぶ |
|
|
いかなる事態にも対応して、説明することが可能。 |
|
|
|
文化的伝承:cultural transmission: |
|
|
ことばが人種を超えて、世代から世代へ受け継がれていく点 |
|
|
人間は日本語や、英語といった個別言語を話す能力を持って生まれるのではなく、 |
|
個々の言語が文化的に伝えられた結果、言葉が学び取られることになる。 |
|
|
(例)アフリカ系の赤ん坊が日本で育つと、日本語を話すようになる |
|
|
言語の恣意性:arbitrariness |
|
|
言語音という記号とそれが指し示す事物の間に、自由な結びつきがある事。 |
|
|
(例)ネコという表記と、それを示す実際の猫の間に一定のルールは無い。 |
|
|
|
F・ソシュール:スイスの言語学者:『一般言語学講義』は彼の弟子がまとめた記録 |
|
|
恣意性=能記-所記の関係として示される |
|
|
能記:音声や文字などの表現:ネコという文字や音、cat という文字や音 |
|
所記:表現が示す概念の事:ネコの概念 |
|
|
|
※オノマトペ:動物の鳴き声や事物が発する音、また、その状態やありようを |
|
|
言語音に表した語。 |
|
|
音と事物になんらかの動機づけがみられる場合もあるので、完全にそうとは |
|
言い切れない言葉もある。 |
|
|
アメリカの構造主義言語学 |
|
構造言語学:言語とは体系だったシステムであるので、その成り立ちや役割を研究するもの |
|
|
ソシュールの影響を受けて生まれた考えの一つ |
|
|
|
L・ブルームフィールド:Leonard Bloomfield |
|
|
ヨーロッパから来た開拓民はアメリカの先住民族と接触をして文化や言語を記述 |
|
主観を入れずに、言語をありのままに写し取ろうと試みた。 |
|
|
アメリカの構造主義言語学は記述言語学とも呼ばれる |
|
|
|
この学派は、音韻論、形態論、統語論といった、現代の言語研究の枠組みを作った。 |
|
構造を研究して、言語の中身の意味を避けて通った。 |
|
|
オーディオ・リンガル・メソッドの行動主義に繋がる所がある |
|
|
|
N・チョムスキーの生成文法理論に批判されていく。 |
|
|
|
|
|
|
|
|
|